オーストラリアの医療のシステムは日本とは異なります。それに加えて英語で自分の病状・症状を説明しなくてはならないので渡豪後体調を崩すと一気に不安になることと思います。しかしゴールドコーストでならそのような心配は無用です、ゴールドコーストには数少ない日本語医療センターがあるので緊急時には心強い味方になってくれるでしょう。また日本語医療センターは当校のキャンパスから歩いて10分程の距離のショッピングセンターの中に構えているためいつでも行くことができるでしょう。

病院は最初に行く場所ではない

日本では事あるたびに直接病院に行きますが、オーストラリアでは症状の軽い風邪や怪我になった時まず行く場所は病院ではないです。その代わりGeneral practitionerという一般開業医に行きます。通常GPと呼ばればすが、いわばかかりつけ医のようなお医者さんでより地域に、住民に近い目線でヘルスケアを行います。GPは医学の様々な分野の知識を身に着けているのでよほど特殊や複雑な症例でない限りほぼ全てに対応することが出来ます。そのためオーストラリアではGPで手に負えない症例の場合にGPに紹介状を書いてもらいそれをもってやっと専門医に診てもらうことが普通です。(1)かく言う筆者もオーストラリアに来て間もない頃GPにお世話になった経験がありますが、住民に近い目線でヘルスケアを行うことを目指すというのは本当で私の拙い英語にもきちんと耳を傾けて適切な診断とケアを施してくれました。それもそのはずで、GPはカウンセラーとしてのトレーニングも積んでいるため不完全な英語でもちゃんと意図を読み取ってくれます。(1)留学生の多い多国籍国家ならではの心遣いとも言えるでしょう。

医療費はどうなる?

オーストラリアの学校で学ぶときOverseas Student Health Cover、通常OSHCという海外留学生保険への加入が義務付けられます。当校で学んでいただく時も安心して勉強して頂けるようにOSHCへ加入していただきます。これにより怪我や病気に見舞われても全額医療費を払う必要がなくなり個人への負担が最小限になります。OSHCがカバーできる内容は例えばGPでの診察費、手術費用、入院にかかる費用、薬代、救急車の搬送代などです。しかし諸条件が適用されたり、例外なども多いので加入後に受け取れる冊子には目を通しておきましょう。(2) OSHCはあくまでも最低限の保険であると理解し、日本を出国する前に日本の保険会社の海外留学保険を買っておくことがおすすめされます。OSHC保険購入にかかる費用は大体1ヶ月につき$50程度ですが掛かる金額の詳細はシミュレーターで計算することができます(3)

参考 1.RACGP公式サイト(http://www.racgp.org.au/becomingagp/what-is-a-gp/what-is-general-practice/) 2.OSHC公式サイト (http://www.health.gov.au/internet/main/publishing.nsf/Content/Overseas+Student+Health+Cover+FAQ-1) 3.Allianz公式サイトhttps://www.monash.edu/fees/other-fees-charges/overseas-health-cover/oshc-price-list